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J-GLOBAL ID:201202245325267828   整理番号:12A0899990

草魚(Ctenopharyngodon idella)のI型IFN遺伝子の分子的キャラクタリゼーションと転写制御分析

Molecular characterization and transcription regulation analysis of type I IFN gene in grass carp (Ctenopharyngodon idella)
著者 (10件):
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巻: 504  号:ページ: 31-40  発行年: 2012年08月01日 
JST資料番号: E0701B  ISSN: 0378-1119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ウイルス感染に対する自然免疫で重要なI型IFNとIFN制御因子7(IRF7)が多くの硬骨魚で同定されてきた。本研究で,草魚(Ctenopharyngodon idella)のI型IFN(CiIFN)の完全ゲノム配列と,完全長IRF7cDNA配列(CiIRF7)をクローニングし,特徴付けした。CiIFNは3368塩基対から構成され,魚類I型IFNの特徴である5-エキソン/4-イントロンの遺伝子構成をしている。CiIFNは5エキソンにわたり,最初の22アミノ酸がシグナルペプチドを推測される180アミノ酸をコードしている。CiIFNプロモーター配列は760塩基対であり,近位領域(-1~-140塩基対)と遠位領域(-400~-700塩基対)に分けられる。CiIRF7のcDNAは完全長で1808塩基対であり,430アミノ酸からなる蛋白質をコードすると推測上の1293塩基対のORFを含んでいる。CiIRF7の推測されるアミノ酸配列には,N末端領域にDNA-結合ドメイン(DBD)を保持している。リアルタイムPCR分析から,CiIFNはすべての組織で,低レベルで構成的に発現していた。ポリI-Cによる刺激後,草魚のほとんどの組織でCiIFN発現は明確に上方制御され,脾臓,腎臓と精巣で比較的強く発現した。CiIRF7とCiIRF7-nDBDの組換えポリペプチドについて,CiIFNプロモーター配列の近位領域(CiIFNP2),遠位領域(CiIFNP6)及び完全長(CiIFNP7)と一緒にして,ゲルシフトアッセイで分析を行なった。in vitroで,CiIRF7がCiIFNプロモーター配列の近位領域と同様に遠位領域にも結合した。次に,CiIFNPs(CiIFNP7/2/6)を,マウスミエローマ細胞株(MMCL)SP/0,及び草魚腎臓細胞株(CIK)を別々に,あるいはCiIRF7と共に一過性形質転換を行ないCiIFNプロモーター活性に対するCiIRF7の効果をルシフェラーゼアッセイで測定した。これらの結果から,CiIRF7はCiIFNの転写に対して正の制御因子として働いていた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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生体防御と免疫系一般  ,  遺伝子発現  ,  動物生理一般 

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