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J-GLOBAL ID：201202245764061942   整理番号：12A0059124

競争は,毒物感受性を増加させ,二つの相互作用群集の回復を遅らせる

Competition increases toxicant sensitivity and delays the recovery of two interacting populations

著者 (3件)： FOIT Kaarina (Helmholtz Centre for Environmental Res. - UFZ, Dep. of System Ecotoxicology, Permoserstrasse 15, D-04318 Leipzig, DEU) ,  KASKE Oliver (Helmholtz Centre for Environmental Res. - UFZ, Dep. of System Ecotoxicology, Permoserstrasse 15, D-04318 Leipzig, DEU) ,  LIESS Matthias (Helmholtz Centre for Environmental Res. - UFZ, Dep. of System Ecotoxicology, Permoserstrasse 15, D-04318 Leipzig, DEU)
資料名： Aquatic Toxicology  (Aquatic Toxicology)
巻： 106-107  ページ： 25-31  発行年： 2012年01月15日 
JST資料番号： B0823B  ISSN： 0166-445X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 筆者等は,持続的競争圧力が,群集レベルでの殺虫剤パルスからの毒物感受性と回復を変化させるか調べた。Daphnia(Daphnia magna)とCulex幼虫(Culex pipiens molestus)という相互作用する群集を,ピレスロイドフェンバレラートにパルス曝露した(48h)。群集の存在比とバイオマスを,非侵襲画像解析でモニターした。曝露直後に,Daphniaは,LC₅₀毒性0.9μg/Lの濃度応答関係を示した。Culex幼虫は,LC₅₀ 1.7μg/Lとやや感受性が低かった。両種で,毒物感受性は,曝露前のそれぞれの種の群集バイオマスとともに増加し,種内競争で説明された。最高処理濃度1μg/Lのへの曝露後数週間で,二種間でのわずかな感度差は,種間競争により対照的な長期影響に増幅され,高い種間競争はDaphniaの回復を損なった。その後,Culex幼虫は,Daphniaの遅い回復に利せられて,出現増加を示した。筆者等は,競争が存在する自然システムで,こうした競争プロセスが群集構造回復を長引かせるかもしれないと,結論した。したがって,天然群集は,毒物暴露により,単一種での試験から予測されるよりも長い期間にわたり,擾乱されるかもしれない。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *毒物 ,  *薬剤感受性 ,  殺虫剤 ,  ピレスロイド系殺虫剤 ,  Daphnia magna ,  アカイエカ ,  *群集 ,  ポピュレーションダイナミックス ,  *生物相互作用 ,  致死量 ,  濃度 ,  種間競争 ,  種内競争 ,  ニトリル ,  芳香族塩素化合物 ,  フェノールエーテル ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： Culex pipiens molestus ,  LC50 ,  群集動態 ,  *生物群集

分類 (2件)： 生態系  (EE01040P) ,  動物に対する影響  (EE05040R)

物質索引 (1件)： フェンバレラート

タイトルに関連する用語 (6件)： 競争 ,  毒物 ,  感受性 ,  相互作用 ,  群集 ,  回復