抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大阪府立大学大学院工学研究科機械系機械工学分野では,システム工学的なアプローチにより風力発電に関する研究を進めている。風力発電システムは常に動的状態下にあり,また,近年導入の進む可変速運転システムでは,風速変化に対する回転数の応答特性がシステムの動特性を支配するため,変動風況下での動的挙動を把握することが重要になる。このような背景を踏まえ,筆者らは可変速運転システムの変動風況下での動的挙動・性能の分析を数値シミュレーションを通して行っている。その上で,独立電源用小型システムの制御課題の解明,さらには運転挙動に基づく風力タービンの性能監視手法の開発を行っている。また,系統連系用システムの出力変動・動的荷重の抑制についても研究を行っている。風力発電システムのシミュレーションモデルは,出力特性分析ツール,動特性分析ツール,性能監視ツール,システム設計ツールからなり,それぞれ連携して目的を果たす。