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J-GLOBAL ID：201202245867317635   整理番号：12A0777875

チロシンキナーゼ情報伝達及び多細胞性の出現

Tyrosine kinase signaling and the emergence of multicellularity

著者 (1件)： MILLER W. Todd
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1823  号： 6  ページ： 1053-1057  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チロシンのリン酸化は多細胞動物において情報伝達の必須要素である。チロシンキナーゼは後生動物系統に特異的であると元々は見られていたが,現在は単細胞と多細胞真核生物に分かれる前に進化した(約6億年前)ことは明確である。襟鞭毛虫や他の原生生物のゲノム解析は,最も複雑な動物に匹敵するチロシンキナーゼの豊富さを示す。これらのキナーゼのいくつかは後生動物の酵素(例えば,Src)のオーソログであるが,他はどの後生動物にも見られない珍しいドメイン組成を示す。生化学実験により,単細胞と多細胞チロシンキナーゼ間の類似性と差異が明らかになった。特に,キナーゼ自己調節の複雑なシステムは後生動物系統に遅れて進化したと思われる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *チロシンキナーゼ ,  生物 ,  動物 ,  遺伝学 ,  真核生物 ,  リン酸化 ,  *生物進化 ,  結合部位
準シソーラス用語： SH2ドメイン ,  SH3ドメイン ,  ゲノム解析 ,  襟鞭毛虫目 ,  原生生物 ,  後生動物 ,  多細胞生物 ,  単細胞生物

分類 (2件)： 進化論一般  (EC03010Q) ,  酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (3件)： チロシンキナーゼ ,  情報伝達 ,  多細胞性