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J-GLOBAL ID:201202245904727652   整理番号:12A0546833

重油の脱硫 オイルサンド由来ビチューメンのための可能性がある高級化経路としての酸化脱硫(ODS)

Desulfurization of Heavy Oil-Oxidative Desulfurization (ODS) As Potential Upgrading Pathway for Oil Sands Derived Bitumen
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資料名:
巻: 26  号: 1/2  ページ: 594-602  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: E0805B  ISSN: 0887-0624  CODEN: ENFUEM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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重油が含有する硫黄分はチオフェン構造をしているものが多く,触媒による水素化脱硫では取り除くのが難しいが,酸化では除きやすい。硫黄酸化で生成した硫黄酸化物とスルホンは極性が高いので溶液になる。カナダのビチューメンを空気で酸化して酸化脱硫を行った。145~175°Cで酸化してから水洗浄するとビチューメン中の硫黄を46~47%除去できた。これは石油tあたり20kg以上脱硫したのに相当する。温度を下げた方が脱硫が良くなる。粘度増加とビチューメン硬化を生じる自由ラジカルを防ぐのが難しい。ビチューメンおよび水との混合物を酸化すると硬化が生じる。ビチューメンをナフサで希釈すると硬化が防げる。しかし硫黄酸化物は水では除去できず,幾分かが沈殿する。ジベンゾチオフェンとn-ヘプタンのモデル混合物を使って酸化選択性を調べた。若干の沈殿が観察され,反応は輸送燃料の貯蔵安定性に関係する沈殿に類似している。
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