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J-GLOBAL ID:201202245912239098   整理番号:12A0939423

ガス分離膜プロセスの設計 第1回 ガス分離膜プロセス序説

著者 (1件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 179-183  発行年: 2012年05月31日 
JST資料番号: L2100A  ISSN: 1343-7860  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ガス分離膜法とは,膜の高圧側にある混合ガスの特定成分を選択的に低圧側にガス状で透過させることで分離を行う方法である。今日までに,水素回収,空気分離による酸素の濃縮や窒素製造,二酸化炭素の除去,有機蒸気の回収,水蒸気除去,エタノールの濃縮などにおいて実用化されている。この連載はガス分離膜のプロセス設計に関して,その基本となる膜モジュール設計法から高度分離プロセスの設計法までを解説したものである。本稿その第一回として,連載内容の概略を簡便なモデルを基に紹介した。最初に膜分離法の原理として膜平衡関係について説明し,膜のガス透過速度式,分離係数と理想分離係数等を紹介した。ガス分離膜は逆浸透膜など液系の分離膜と同様に,中空糸型,管状型,スパイラル型,平板型などの形状で,膜を境にして高圧部の流路と低圧部の流路を保って圧力容器内に収納されている。この容器単位を膜モジュールと呼ぶが,内部のガス流動状態や膜とガスの接触方向などにより,膜モジュールの分離性能は変化する。そのため各種の流れモデルによるモジュール設計計算法の研究の実例を次に紹介している。さらに,分離効率を向上させるための分離を繰り返すカスケードプロセスについても,その原理を紹介し,理想的なカスケードプロセスについても言及している。
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分類 (1件):
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膜分離 
引用文献 (4件):
  • 1) Baker R. W.: Ind. Eng. Chem. Res.,41, 1391-1411 (2002)
  • 2) Hwang S. T. and K. Kammermayer: "Membranes in Separations", p.47-51,Wiley-Interscience, New York (1975)
  • 3)進藤勇治:「膜分離プロセスの設計法」,日本膜学会編,p.25-35,喜多見書房(1985)
  • 4)化学工学会編:「化学工学便覧(改訂7版)」p.649-655,丸善(2011)
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