文献

J-GLOBAL ID：201202245982566142   整理番号：12A1715330

アンチドットがあるグラフェンナノリボンにおける巨大な熱伝導率低下

Tremendous Thermal Conductivity Reduction in Anti-Dotted Graphene Nanoribbons

著者 (5件)： ZHANG Huisheng (Xiangtan Univ., Xiangtan, CHN) ,  GUO Zhi-Xin (Xiangtan Univ., Xiangtan, CHN) ,  ZHAO Wei (Nanjing Univ., Nanjing, CHN) ,  GONG Xingao (Fudan Univ., Shanghai, CHN) ,  CAO Juexian (Xiangtan Univ., Xiangtan, CHN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 81  号： 11  ページ： 114601.1-114601.5  発行年： 2012年11月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非平衡分子動力学法を使って,グラフェンナノリボン(GNR)の熱伝導率に及ぼすアンチドット効果を調べた。GNRの熱伝導率は,周期的なアンチドット,特に正方アンチドットを導入すると著しく低下することが分った。熱伝導率の長さ依存性もさらに調べた。完全なGNRのものとは異なり,アンチドットがあるGNRの熱伝導率は,長くなっても殆ど変化せず,これはアンチドット濃度で主に決まる。これは熱伝導率の劇的な低下はより長いGNRで得られることを示す。完全なアームチェアGNRの熱伝導率は正方形アンチドットがあるものより,実験の長さにおいて,ほぼ15倍大きいと予測した。著者らの結果から,GNRの熱伝導率を低下させるのに有効な方法が示唆された。これは熱電素子へのGNR応用で有望な方法となる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 炭素材 ,  ナノ構造 ,  リボン結晶 ,  量子ドット ,  分子動力学 ,  *熱伝導率 ,  長さ ,  熱電素子 ,  計算機シミュレーション ,  *グラフェン
準シソーラス用語： *ナノリボン ,  *アンチドット ,  分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： 比熱・熱伝導一般  (BL05021E)

タイトルに関連する用語 (3件)： ドット ,  グラフェンナノリボン ,  熱伝導率