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J-GLOBAL ID：201202246116734202   整理番号：12A0688489

300m建物の性能設計-あべのハルカス-

著者 (3件)： 前野敏元 (竹中工務店) ,  平川恭章 (竹中工務店) ,  佐分利和宏 (竹中工務店)
資料名： GBRC (General Building Research Corporation)  (GBRC (General Building Research Corporation))
巻： 37  号： 2  ページ： 2-11  発行年： 2012年04月01日 
JST資料番号： F0553B  ISSN： 0285-9246  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高さ300mの超々高層建物の設計にあたり,本格的に性能設計に取り組んだ事例を紹介した。本建物を設計するにあたり,特に耐震設計と新技術適用には性能設計手法を適用した。耐震設計においては,採用する地震動の大きさや特性・建物のモデル化を変化させ多様な検討を行った。新技術開発においては,構造性能の確認にとどまらず,使用性,耐久性,作業性,生産性,汎用性や安全性など様々な観点での実験・解析を行った上で新技術を採用した。1)建物概要,2)構造計画概要,3)多様な耐震設計,a)地震応答解析の設計クライテリア,b)部材設計のクライテリア,c)地震応答解析による検討,d)入力地震動のばらつきを考慮した検討,e)解析条件の変動を考慮した検討,f)耐震設計のまとめ,4)新技術の適用,a)高強度材料CFT柱,b)新接合システム,c)制振ダンパー,d)基礎構造システム,e)新技術適用に関するまとめ,について概説した。

シソーラス用語： *超高層建築 ,  *耐震設計 ,  地震応答 ,  応答解析 ,  地震動 ,  高強度コンクリート ,  高強度鋼 ,  鋼管コンクリート構造 ,  柱 ,  制振構造 ,  ダンパ ,  基礎 ,  モデリング ,  解析モデル ,  固有周期 ,  速度 ,  加速度 ,  応答スペクトル ,  角度 ,  塑性率 ,  活断層 ,  モード ,  応力歪特性 ,  曲線 ,  実物大試験 ,  ダイヤフラム ,  鋼板 ,  波形板 ,  壁 ,  軸力 ,  応力伝達 ,  大阪府 ,  建築性能 ,  使用性 ,  耐久性 ,  作業性 ,  生産性 ,  汎用性 ,  安全性 ,  層間変形角
準シソーラス用語： CFT構造 ,  荷重-変形曲線 ,  高次モード ,  上町断層 ,  波形鋼板 ,  摩擦ダンパ

分類 (2件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P) ,  各種建築物一般  (RB05010O)

引用文献 (7件)：

• 1)Irikura, K: Prediction of strong acceleration motions using empirical Green's function, Proc. 7th Japan Earthq. Eng. Symp., 151-156, 1986.
• 2)大阪府: 大阪府自然災害総合防災対策検討 (地震被害想定) 報告書, 2007. 3.
• 3)大阪市: 大阪市土木建築構造物震災対策技術検討会報告書, 1997. 3.
• 4)コンクリート充填鋼管 (CFT) 造技術基準・同解説の運用及び計算例等, 社団法人新都市ハウジング協会, 2002.
• 5)松尾真太朗, 佐分利和宏, 田中 剛, 井上一朗: 分割外ダイアフラム形式角形鋼管柱H形断面梁接合部の部分架構実験, 日本建築学会構造系論文集, 2010, 2.

タイトルに関連する用語 (3件)： 建物 ,  性能設計 ,  あべのハルカス