抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,まず第2節で,コミュニケーションの位相を,1)平時の活動としての「科学コミュニケーション」,2)潜在的な有事や紛争に備えた平時の活動としての「リスクコミュニケーション」,3)有事・非常時の活動としての「クライシスコミュニケーション」-という3つに分類した。その上で,第3節,第4節,第5節において,以上に示した科学コミュニケーション,リスクコミュニケーション,クライシスコミュニケーションについて,その概念の歴史的経緯を概観するとともに,東日本大震災以降の日本の状況を踏まえて再定義を試みた。さらに第6節では,上記コミュニケーション三位相の境界領域における問題を取りあげ,震災後の様々な反省を踏まえながら,課題の解決に向けてどのような取り組みが求められるのかを議論した。