抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本クラウトクレーマー(株)は25年以上前より水浸超音波スキャナを製造,販売している。本文で紹介する超音波スキャナは,より複雑な形状の被検査材料,例えば航空機用部品等の検査の高効率化を求めて開発したものである。開発した超音波スキャナ(以下装置)はX,Y,Z軸とA(探触子首振り),B(Z軸回転)軸の計5軸をモーションコントローラーにより同時に制御し,三次元的な動きに対応できるようになった。装置はマニュアル・ティーチングモード,シェイプ・プロファイリングモード,オートマチック・ティーチングモード,CADプロファイリングモードの4つのスキャンパターンの作成方法(モード)があり,どのスキャンパターンも基本的には各点の座標(X,Y,Z,A,Bの五次元で構成される)を2点以上結んで1ラインとし,さらに複数のラインを並べて1パターンとする。これがスキャンパターンとなる。さらにこのゾーンを2つ以上作成してファイル化し,同一被検査材の異なる形状部位を連続的に検査できる。本装置はASTM B594レベルAAに適応すべく1チャンネルのシングル探触子による垂直探傷法を採用している。