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J-GLOBAL ID:201202246537549706   整理番号:12A1450567

CuをドープしたMgB2超伝導体の微細構造と超伝導特性に及ぼす拡散-アニール温度の役割

Role of diffusion-annealing temperature on the microstructural and superconducting properties of Cu-doped MgB2 superconductors
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巻: 23  号: 11  ページ: 1965-1970  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: W0003A  ISSN: 0957-4522  CODEN: JMTSAS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,温度の関数としてのdc抵抗率,走査型電子顕微鏡法(SEM)およびX線回折(XRD)測定を採用して,MgB2超伝導試料の微細構造と超伝導特性に及ぼす銅拡散の影響を調べることばかりでなく,銅の拡散係数と活性化エネルギーを初めて計算することを取り扱った。電気抵抗率測定は,室温抵抗率値とゼロ抵抗率遷移温度(TC)が,拡散-アニール温度の650から850°Cへの増加とともに増加することを示した。SEM測定は,850°Cまでの拡散-アニール温度の増加とともに,表面形態と粒子結合性が改善するばかりでなく,試料の粒子サイズが増加することを示した。XRD結果については,全ての試料がMgB2相のみを含み,より強度の回折線を持つ多結晶超伝導相を示し,格子パラメータaおよびcの増加へと導いた。さらに,拡散-アニール温度が増加するにつれて,拡散係数は6.81×10-8から4.69×10-7cm2s-1に増加することが観察され,低温でのCu拡散はそれほど著しくないことを確認した。Cu拡散係数の温度依存性は,アレニウス相関D=3.75×10-3exp(-1.15±0.10eV/kBT)の支援で記述され,MgB2系における銅の相当する活性化エネルギーは約1.15eVであることが分かる。観察された,Cu拡散による試料の微細構造と超伝導特性の改善に対する考えられる理由についても論じた。Copyright 2012 Springer Science+Business Media, LLC Translated from English into Japanese by JST.
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金属系超伝導体の物性 

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