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J-GLOBAL ID:201202246550135406   整理番号:12A0620737

Alcyonarian骨片(八放サンゴ類)中でのアルカリ土類金属の取り込み

Uptake of alkaline earth metals in Alcyonarian spicules (Octocorallia)
著者 (5件):
資料名:
巻: 84  ページ: 239-255  発行年: 2012年05月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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熱帯の浅海に生息するAlcyonarianサンゴ(八放サンゴ類)は高Mg方解石(約13mol%MgCO3)の骨片を生成する。上記サンゴのRhythisma fulvumを温度(19~32°C)及びpH(8.15~8.44)を変化させる実験において培養した。骨片生成によるアルカリ度の欠乏は,温度実験で19°Cから29°Cまで系統的に増加した。骨片の元素比(Mg/Ca,Sr/Ca),δ44/40Ca,δ18O及びδ13Cを調べた。Mg/Ca比は温度とともに146から164mmol/molまで増加し,海洋無機方解石で観測されている範囲によく一致する。Mg/Caの増加は1.0±0.4mmol/mol/°Cであり,Miliolid有孔虫の感度に類似する。pH実験では,Mg/Caと炭酸イオン濃度とは+0.03±0.02mmol/mol/μMolの線形関係を示す。Sr/Caは2.5~2.9mmol/molの範囲にあり,他の高Mg方解石とよく一致する。温度及びpH実験は,無機方解石の傾向と合致するSr/Caの線形の依存性を示し,結晶析出速度と石灰化速度との分断を示唆する。Ca同位体は0.7~0.9‰の範囲で,霰石のイシサンゴ類や方解石の円石藻と一致する。骨格の鉱物組成に依存しない生物学的メカニズムによりCa同位体が分別されているのであろう。δ44/40Caは温度による傾向は示さないが,pHの増加とともに有意に減少する。酸素同位体時は同位体平衡からの予測より高く,温度の感度は-0.15±0.03‰/°Cである。炭素同位体は平衡からの予測より低く,温度に対する傾きは0.20±0.04‰/°Cである。R.fulvumの微量元素の取り込みに関する本実験の観察の多くは結晶生成時の無機過程により説明でき,Alcyonarianサンゴでの石灰化の細胞内モードと合っていない。しかし,生物学的メカニズムによる分配が無機過程の効果に似ていれば,観察された元素及び同位体組成は説明可能である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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水圏・生物圏の地球化学  ,  その他の同位体地球化学 
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