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J-GLOBAL ID：201202246630625005   整理番号：12A1384842

癌細胞の癌遺伝子や癌抑制因子によるグルコース輸送,解糖,TCAサイクル及びグルタミノリシスの調節異常

Dysregulation of glucose transport, glycolysis, TCA cycle and glutaminolysis by oncogenes and tumor suppressors in cancer cells

著者 (3件)： CHEN Jin-qiang (Breast Cancer Res. Lab., Fox Chase Cancer Center, 333 Cottman Avenue, Philadelphia, PA 19111, USA) ,  CHEN Jin-qiang (Gold-Belt Falcon LLC, 860 Greebrier Circle, Suite 410, Chesapeake, VA 23360, USA) ,  RUSSO Jose (Breast Cancer Res. Lab., Fox Chase Cancer Center, 333 Cottman Avenue, Philadelphia, PA 19111, USA)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1826  号： 2  ページ： 370-384  発行年： 2012年12月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 癌細胞の機能特性に関する共通集合は,癌細胞は大量のグルコースを消費し,解糖の高い割合を維持し,正常細胞のものと比較して,酸素がある状態でさえグルコースの大部分を乳酸に変換する(ワールブルク効果)。癌細胞は,グルコース輸送,トリカルボン酸(TCA)サイクル,グルタミノリシス,ミトコンドリアの呼吸鎖酸化的リン酸化及びペントースリン酸経路(PPP)を含むいくつかのエネルギー代謝経路の本質的な変質を示す。本稿では,癌細胞におけるc-Myc及び低酸素誘導因子-1(HIF-1)及び癌抑制因子(p53)を含むいくつかの癌遺伝子によって,グルコース輸送,解糖,TCAサイクル及びグルタミノリシスの重要な調節段階に関与する蛋白質/酵素の調節異常に関するレビューに着目した。癌遺伝子や癌抑制因子の機能喪失によるグルコース輸送やエネルギー代謝経路の調節異常は,癌検出用の重要なバイオマーカーとして,また新たな抗癌療法開発への価値ある標的として結びつけられている。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 糖輸送 ,  解糖 ,  クエン酸サイクル ,  アミノ酸代謝 ,  *p53タンパク質 ,  ミトコンドリア ,  酸化的リン酸化 ,  ペントースリン酸サイクル ,  DNA結合タンパク質 ,  癌タンパク質 ,  転写因子 ,  *癌遺伝子 ,  バイオマーカー ,  エネルギー代謝 ,  *癌抑制タンパク質
準シソーラス用語： c-Myc ,  HIF1 ,  グルコース輸送 ,  グルタミノリシス

分類 (4件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (8件)： 癌細胞 ,  癌遺伝子 ,  癌 ,  抑制因子 ,  グルコース輸送 ,  解糖 ,  TCAサイクル ,  調節異常