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J-GLOBAL ID：201202246785194752   整理番号：12A0766840

流域の連続性と分断がホトケドジョウLefua echigoniaの遺伝的構造・多様性に与える影響分析-ミトコンドリアDNA D-loopの解析-

著者 (5件)： 西田一也 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  小出水規行 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  竹村武士 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  渡部恵司 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  森淳 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 農村工学研究所技報  (農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所技報)
号： 212  ページ： 177-188  発行年： 2012年03月31日 
JST資料番号： S0488B  ISSN： 1882-3289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究で対象としたホトケドジョウは日本固有種であり,環境省レッドリストの絶滅危惧種に指定されている。谷津田域や低平地水田地帯の湧水を水源とする水路・小河川に生息しており,流域の連続性と分断が本種の生息や遺伝的多様性に影響することが予想される。本研究では,多摩川流域に生息するホトケドジョウについて,次の解析を行った。1)全国のミトコンドリアDNAのハプロタイプを利用して国内スケールにおける系統解析を行い,人為的移植等の有無を確認。2)流域スケールにおける水域ネットワークとその分断が本種の遺伝的構造・多様性に与える影響を分析。その結果,分析したホトケドジョウは当該流域固有のハプロタイプを有していたと推察される。

シソーラス用語： *ドジョウ科 ,  流域 ,  連続性 ,  多様性 ,  分析 ,  *DNA【核酸】 ,  *ハプロタイプ ,  地域
準シソーラス用語： *ホトケドジョウ ,  *ミトコンドリアDNA ,  遺伝的構造 ,  影響分析 ,  谷津田域

分類 (2件)： 自然保護  (SB06000L) ,  魚類  (FH02020K)

引用文献 (52件)：

• Aiki, H. , Takayama, K., Tamaru, T., Mano, N., Shimada, M., Komaki, H. and Hirose, H. (2009): Phylogeography of the Japanese eight-barbel loach Lefua echigonia from the Yamagata area of the Tohoku district, Japan, Fishery Sci-ence, 75, 903-908.
• Bryant, E. H. and Reed, D. H. (1999): Fitness decline under relaxed selection in captive populations, Conservation Biology, 13, 665-669.
• Excoffier, L. and Lischer, H. E. L. (2010): Arlequin suite ver 3.5: a new series of programs to perform population ge-netics analyses underLinux and Windows, Molecular Ecology Resources, 10 (3) , 564-567.
• Felsenstein, J. (1985): Confidence limits on phylogenies: An approach using the bootstrap, Evolution, 39, 783-791.
• Frankham, R., Ballou, J. D., Briscoe, D. A. (2002): Introduc-tion to conservation genetics, Cambridge University Press.

タイトルに関連する用語 (9件)： 流域 ,  連続性 ,  分断 ,  ホトケドジョウ ,  遺伝的構造 ,  多様性 ,  影響分析 ,  ミトコンドリアDNA ,  解析