文献

J-GLOBAL ID：201202246963098835   整理番号：12A1367961

転写因子:エンハンサー結合から発生調節まで

Transcription factors: from enhancer binding to developmental control

著者 (2件)： SPITZ Francois (European Molecular Biology Lab., Heidelberg, DEU) ,  FURLONG Eileen E.M. (European Molecular Biology Lab., Heidelberg, DEU)
資料名： Nature Reviews. Genetics  (Nature Reviews. Genetics)
巻： 13  号： 9  ページ： 613-626  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： W1326A  ISSN： 1471-0056  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近の転写因子(TF)の結合やRNAの発現に関するゲノムワイド研究により,TFによる遺伝子発現の調節機構についての考え方が変化してきた。本総説では,ゲノム研究および遺伝子研究から得られるTFの機能の現在の知識について概説した。最初に,TF占有と転写出力の様式について,エンハンサーの組み合わせ占有と時空間的活性および異なる結合様式により得られる異なるタイプの出力に焦点をあてながら解説した。次に,TF占有を調節する機構に関して,TF占有の間接的機構,補助因子によるTF配列特異性の調節およびクロマチンの利用可能性とTFの結合を中心に解説を加えた。また,配列モチーフとエンハンサー構造について,占有と機能の関係を考察しながら解説した。さらに,エンハンサーと発達性進行に関して,利用可能性の発達性調節とパイオニア因子およびエンハンサープライミングと発達性進行に焦点を当てながら解説を加えた。また,TFによる遺伝子発現の調節について,遺伝子発現のための種々のエンハンサーからの活性の統合およびゲノムのシス調節性構造を中心に考察した。最後に,転写調節に関する研究の今後の課題に関して考察を加えた。

シソーラス用語： *転写因子 ,  エンハンサー領域 ,  胚発生 ,  ヌクレオチド配列 ,  分子間相互作用 ,  転写【遺伝】 ,  補因子 ,  結合部位
準シソーラス用語： シスエレメント ,  蛋白質-核酸相互作用 ,  遺伝子発現調節

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (2件)： 転写因子 ,  調節