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J-GLOBAL ID:201202247045284924   整理番号:12A0231019

職業的に酸化二窒素(N2O)に曝露されている被験者における酸化的DNA損傷及び酸化ストレス

Oxidative DNA damage and oxidative stress in subjects occupationally exposed to nitrous oxide (N2O)
著者 (9件):
資料名:
巻: 731  号: 1-2  ページ: 58-63  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:酸化二窒素(N2O)及び/又はハロゲン化炭化水素に対する職業的曝露が,遺伝的物質に損傷を誘導すると示唆されているが,基礎となる機構はあいまいなままである。この研究は,廃棄麻酔性ガスに対する曝露と関連した遺伝毒性における酸化プロセスを調べた。方法:研究は,年齢と雇用期間を合致させた36例の女性看護師と36例の非曝露の女性医療従事者で行われた。遺伝毒性作用は,酸化的DNA損傷の評価をさせるホルムアミドピリミジングリコシラーゼ(FPG)を用いた修正コメット試験により調べられた。白血球における活性酸素種(ROS)は,2’,7’-ジクロロフルオレセインジアセタートにより調べられた。8-イソ-プロスタグランジンF(8-イソ-PGF),チオバルビツール酸反応物質(TBARS),α-トコフェロール及びグルタチオンペルオキシダーゼ(GPX)活性を含む酸化ストレスマーカーは,免疫又は比色法により測定された。N2O,セボフルラン及びイソフルランは,ガスクロマトグラフィーと質量分析によりモニターされた。結果:研究は,酸化的DNA損傷と環境空気におけるN2O値間の正の相関を初めて文書で証明した。一方,遺伝毒性とセボフルラン又はイソフルラン間に関連性は観察されなかった。更に,ROS産生とTBARSと8-イソ-PGFのそれぞれ血漿と尿中濃度は上昇されたが,一方GPX活性は廃棄麻酔性ガスに曝露された看護師で減少された。パス解析は,N2O曝露,酸化ストレス及びDNA損傷間の因果関係を指摘した。結論:N2Oに対する職業的曝露は増加した酸化的DNA損傷と関連し,曝露のレベルがこれに関して重要な役割をする。増加した酸化ストレスは,慢性的N2O曝露と遺伝毒性間の機構的連結を表すであろう。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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人間に対する影響  ,  分子遺伝学一般  ,  健康被害 
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