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J-GLOBAL ID：201202247091118109   整理番号：12A1589508

沿線住民の認識を通した地方鉄道の価値に関する研究-えちぜん鉄道を事例として-

A Study on Various Values of the Local Railway through the Recognition of the Residents-A Case of Echizen Railway-

著者 (3件)： 大山英朗 (建設技術研) ,  三寺潤 (福井大) ,  川上洋司 (福井大 大学院工学研究科)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 47  号： 2-3  ページ： ROMBUNNO.VOL.47NO.3,25  発行年： 2012年10月25日 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,非利用者を含む沿線住民の目線・意識から,えちぜん鉄道がもたらしている多様な価値の全体像を報告した。先ず,調査の概要,回答者の属性及び利用実態と利用意向について報告した。次に,えちぜん鉄道がもたらす総合価値体系の検討,公的財源に対する沿線住民の意識について報告した。更に,まとめとして,主要成果と考察として,沿線住民のうち利用者の約80%強,非利用者においても60%以上が,移動手段としてだけでなく,生活全般あるいは地区にとって価値ある存在として認識していること,利用有無に関わらず,直接的利用価値以外に,利用可能性がもたらす様々な価値や存在すること自体がもたらす価値を沿線住民が認識していること,非利用者の総合価値認識に対して,えちぜん鉄道による「地区の活気」への貢献の寄与度が最も高いこと,現在えちぜん鉄道の運行に対して投与されている現行公的財源についても沿線住民の多くは概ね妥当として受容していることを報告した。

シソーラス用語： 住居地区 ,  *住民意識 ,  *地方鉄道 ,  福井県 ,  事例研究 ,  *主観評価 ,  *付加価値 ,  利用者 ,  資産 ,  活性化 ,  基金 ,  アンケート
準シソーラス用語： 鉄道沿線 ,  えちぜん鉄道 ,  公的資金

分類 (2件)： 都市交通  (TA01020W) ,  鉄道計画・調査  (RC07020Q)

引用文献 (10件)：

• 黒川康久. CVMを用いた地方鉄道上田交通別所線の価値評価に関する研究. 建設マネジメント研究論文集. 2005, 12, 2-12
• 松中亮治. LRTが有する総価値およびその価値構成に関する研究. 土木計画学研究・講演集, 2008. 2008, 38
• 川端光昭. LRT・地方鉄道を対象とする表明選択法によるオプション価値測定とプロジェクト評価. 土木学会論文集D3 (土木計画学). 2011, 67, 5, 45-56
• 湧口清隆. 交通サービスにおけるオプション価値の理論と現実-弘南バス深谷線におけるオプション価値計測の試み-. 運輸政策研究. 2002, 5, 3, 2-12
• 土江憲弘. CVMを用いた鉄道駅施設のバリアフリー化に関する直接的利用価値とオプション価値の分析. 都市計画論文集. 2006, 41, 37-42

タイトルに関連する用語 (6件)： 沿線 ,  住民 ,  地方鉄道 ,  価値 ,  研究 ,  鉄道