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J-GLOBAL ID：201202247361584050   整理番号：12A0058936

Hrs依存性エキソソーム経路によるC型肝炎ウイルス分泌の調節

Regulation of hepatitis C virus secretion by the Hrs-dependent exosomal pathway

著者 (13件)： TAMAI Keiichi ,  SHIINA Masaaki ,  TANAKA Nobuyuki ,  NAKANO Takashi ,  YAMAMOTO Akitsugu ,  KONDO Yasuteru ,  KAKAZU Eiji ,  INOUE Jun ,  FUKUSHIMA Koji ,  SANO Kouichi ,  UENO Yoshiyuki ,  SHIMOSEGAWA Tooru ,  SUGAMURA Kazuo
資料名： Virology  (Virology)
巻： 422  号： 2  ページ： 377-385  発行年： 2012年01月20日 
JST資料番号： H0793A  ISSN： 0042-6822  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： C型肝炎ウイルス(HCV)のアセンブリと出芽の分子メカニズムはあまり解明されていない。いくつかのエンベロープウイルスの出芽にはエンドソーム輸送選別複合体 (ESCRT)が必要であり,これは多小胞体(MVB)形成に用いられる細胞機構の一部である。今回,ESCRT-0成分であるHrsはエキソソーム分泌経路を通してのHCV出芽に重要であることを明らかにした。Hrsを除去するとエキソソーム産生が減少し,それと並行して宿主細胞,および培養上清におけるHCV複製が減少した。HCV感染細胞の培養上清のショ糖密度勾配分離より,HCVコア蛋白質とエキソソームマーカーが共存することが判明した。さらに,HCVのコア蛋白質およびエンベロープ蛋白質は共にMVBの腔内小胞で検出された。これらの結果より,宿主細胞からのHCV遊離にはウイルスアセンブリも関与しているHrs-依存性エキソソーム経路が必要であることを示唆した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *C型肝炎ウイルス ,  *細胞内輸送 ,  *タンパク質 ,  *タンパク質複合体 ,  *ウイルス感染 ,  細胞内分布 ,  ウイルスタンパク質 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  *小胞
準シソーラス用語： *ESCRT蛋白質 ,  Hrs ,  Huh-7細胞 ,  *ウイルス出芽 ,  *エキソソーム ,  コア蛋白質

分類 (2件)： ウイルスの生化学  (EG04030F) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (7件)： Hrs ,  依存性 ,  エキソソーム ,  経路 ,  C型肝炎ウイルス ,  分泌 ,  調節