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J-GLOBAL ID:201202247371806574   整理番号:12A0170836

ゼブラフィッシュの胚は,石油化学製品の燃焼生成物を隔離し保持する:発育とトランスクリプトームの因果関係

Zebrafish embryos sequester and retain petrochemical combustion products: Developmental and transcriptome consequences
著者 (5件):
資料名:
巻: 108  ページ: 23-32  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ゼブラフィッシュの胚は,発育に対する環境ストレッサーの影響を研究するためのモデルである。環境に関係のある揮発性石油化学品の1,3-ブタジエン(BD)の不完全燃焼は,多核芳香族炭化水素(PAH)が吸着されているブタジエンのすす(BDS)のナノ粒子をもたらす。哺乳動物細胞において,これらのPAHは脂肪滴中で濃縮され,生体内変換,酸化ストレスと炎症性遺伝子のアップレギュレーションをもたらす。(a)PAHの豊富なBDSは,ゼブラフィッシュの胚の発育の変化を起こすか;(b)BDSに暴露されたゼブラフィッシュの胚は,限定された組織においてPAHを隔離するか;および(c)発育異常は変更された遺伝子発現パターンと関連するかを判断するために,本研究を設計した。1日齢のゼブラフィッシュの胚を,水の表面で散布したBDS(0,6,30または60μg/ml)に48時間暴露した。PAHの局在化を蛍光により追跡した。発育応答(心嚢浮腫,卵黄嚢腫脹,軸奇形)を顕微鏡でモニターした。遺伝子発現変化を,遺伝子マイクロアレイとqRT-PCRにより評価した。この結果は,PAHが卵黄嚢と孵化腺細胞内に内因性脂質とともに局在化することを示す。PAHは,暴露終了後少なくとも8日間とどまった。用量依存性の心嚢浮腫と卵黄嚢,および軸奇形が顕著で,生体内変換と酸化ストレス遺伝子カスケードのアップレギュレーションを伴った。このように,ゼブラフィッシュの胚は,PAHの豊富な石油化学品のすす,例えば流出油の燃焼による浄化の試みに起因するものへの暴露後の,発育毒性の可能性を予測するための有用と考える。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  その他の汚染原因物質 
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