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J-GLOBAL ID:201202247635962952   整理番号:12A0508157

カイコ,Bombyx moriの孵化酵素様geneII(BmHELII)の分子クローニングと特徴

Molecular cloning and characterization of hatching enzyme-like geneII (BmHELII) in the silkworm, Bombyx mori
著者 (11件):
資料名:
巻: 419  号:ページ: 194-199  発行年: 2012年03月09日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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孵化酵素(HE)は,胚孵化時に卵のエンベロープを消化する酵素である。我々は以前,一種のBombyx mori孵化酵素様遺伝子(BmHEL)を報告した。この論文では,別のBmHEL cDNAの完全な長さの配列(BmHELII,GenBank ID: JN627443)を,青みがかったカイコ卵からクローン化した。cDNAは977bp長であり,読み取り枠は,885bpであり,16アミノ酸残基の推定シグナルペプチドおよび278アミノ酸の成熟蛋白質を含む,294アミノ酸のポリペプチドをコードした。推定されるBmHELIIは,予想分子量33.62kDa,等電点5.44であり,アスタシンファミリーの2個の保存されたシグネチャー配列を含んだ。バイオインホマティックス分析結果は,BmHELIIの推定されるプロテアーゼドメインアミノ酸配列が,他の種で同定されているHEのそれと29.5~87.0%の同一性を有することを示した。BmHELIIの遺伝子構造は,6エクソン-5イントロンであり,プロモーター領域は,いくつかの基本プロモーター要素およびいくつかの胚発達と関係した転写因子結合部位を含んだ。半定量的RT-PCR分析は,卵インキュベーション中の異なる段階でのBmHELII転写物の相対的な量が,胚の発達により増加し,孵化直前に最大に達することを明らかにした。BmHELIIの空間-時間的発現パターンは,基本的には孵化酵素遺伝子のそれと似ていた。更に,BmHELII転写物は,カイコの精巣に検出でき,半定量的RT-PCR分析は,これがカイコ精巣で幼虫から蛾まで高いレベルで保たれることを示し,これはBmHELIIが精子発達に関わることを示唆する。これら結果は,カイコ孵化および精子形成の基になる機構の解明の分子的基礎の提供に役立つ。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子の構造と化学  ,  細胞構成体一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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