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J-GLOBAL ID:201202247682030499   整理番号:12A0231071

ラット中脳水道周囲灰白質でのNOP受容体およびHEK293細胞で発現したNOP受容体での[Tyr10]ノシセプチン/オルファニンFQ (1-11)の定量的研究

Quantitative study of [Tyr10]nociceptin/orphanin FQ (1-11) at NOP receptors in rat periaqueductal gray and expressed NOP receptors in HEK293 cells
著者 (4件):
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巻: 90  号: 7-8  ページ: 306-312  発行年: 2012年02月13日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ノシセプチン/オルファニンFQ(N/OFQ)ペプチド(NOP)受容体は,機能的に多様であることが報告されている。齧歯類脳の125I-[Tyr14]N/OFQの高親和性部位に選択的に結合することが報告されている,ペプチドリガンド,[Tyr10]N/OFQ(1-11)が,NOP受容体の多様性を明らかにするツールになるかを検討した。我々は以前に,ラット腹外側中脳水道周囲灰白質(vlPAG)ニューロンで2種類の非ペプチドNOPアゴニスト,Ro 64-6198と(+)-5aコンパウンドに非感受性のNOP受容体サブセットを見出した。ここでは,[Tyr10] N/OFQ(1-11)が,(+)-5aコンパウンド感受性と非感受性vlPAGニューロンを区別するかを検討した。結合試験で[Tyr10] N/OFQ(1-11)と強く拮抗する,ある種のμオピオイド(MOP)受容体リガンドも,発現したヘテロマーNOP-MOP受容体に高親和性であった。[Tyr10] N/OFQ(1-11)が,ヘテロマーNOP-MOP受容体をホモマーNOP受容体から区別するかも検討した。NOP受容体活性を,ラットvlPAGスライスのG蛋白質共役内向き整流カリウム(GIRK)流とNOP受容体発現またはNOPとMOP受容体を共発現する,HEK293細胞のcAMPの蓄積の阻害により評価した。vlPAGニューロンでは,[Tyr10] N/OFQ(1-11)は,N/OFQと同様に,NOP受容体を介しGIRK流を誘導した。これは活性が低かったが(EC50:8.98μM),N/OFQと同程度であった。[Tyr10] N/OFQ(1-11)は,(+)-5aコンパウンドとは異なる薬理学的プロファイルを示し,(+)-5aコンパウンド感受性と非感受性ニューロンの両方で効果があった。NOP発現HEK293細胞とNOPとMO共発現細胞で,[Tyr10] N/OFQ(1-11)は,cAMP蓄積低下で同様の濃度-反応曲線を示した。[Tyr10] N/OFQ(1-11)は,NOPの完全アゴニストであり,活性はN/OFQより低かった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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神経の基礎医学  ,  生理活性ペプチド  ,  細胞膜の受容体 

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