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J-GLOBAL ID:201202247958755352   整理番号:12A0550864

化学的に改良されたコイア繊維で強化した高密度ポリエチレンの機械的性質:化学的処理の影響

Mechanical properties of high density polyethylene reinforced with chemically modified coir fibers: Impact of chemical treatments
著者 (10件):
資料名:
巻: 37  ページ: 379-383  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: A0495B  ISSN: 0264-1275  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,高密度ポリエチレン(HDPE)を加熱した二本ロールミルを用いて化学的に処理して,コイア繊維を合成した。3つの化学的処理,すなわち,シラン,水酸化ナトリウム(NaOH)とドデカンブロミド(C12)を選んで,繊維とポリエチレンマトリックスの間の界面の密着性を向上させた。これらの複合材の機械的特性を評価し,ニートポリマーと未処理の繊維複合材料と比較した。全ての複合材で繊維の充填量は20重量%に固定した。フーリエ変換赤外分光(FTIR)による化学分析を実施して,繊維の化学的改良度を確認した。ニートHDPEに比べ,引張および捩り弾性率が有意に増加するという結果を得た。C12とシランが使用された場合,ヤング率がそれぞれ120%,70%という著しい増加が観察された。複合材料の延性も塑性蓄積エネルギーによって評価した。C12とシランが使用されると注目すべき増加が見られ,C12処理の時は55%,シラン処理の時は23%の増加を示した。このような結果は,複合材料に多くの用途が期待できる可能性が高い。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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