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J-GLOBAL ID：201202248010828952   整理番号：12A0442576

上面増厚床版における劣化要因の検証と耐久性向上対策の検討

The Inspection of the Deterioration Factor and Examination of Durable Improvement Measures in the Upper Thickness Increasing Method for Slab Deck Reinforcement

著者 (3件)： 長谷俊彦 (中日本高速道路) ,  和田圭仙 (西日本高速道路) ,  後藤昭彦 (高速道路総合技術研究所)
資料名： コンクリート工学  (Concrete Journal)
巻： 50  号： 3  ページ： 245-253  発行年： 2012年03月01日 
JST資料番号： S0301A  ISSN： 0387-1061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： NEXCO各社では,RC床版の劣化対策として上面増厚工法による床版補強を多数実施しているが,上面増厚床版の中には補強後数年で増厚層のはく離などに伴う舗装変状が発生する事象があり,その要因の特定と対策が求められていた。本稿は上面増厚床版に発生する変状について,実態調査と要素試験および輪荷重走行試験による劣化要因の推定を行い,その改善対策について輪荷重走行試験により検討した内容について報告するものである。検討の結果,変状は既設床版の劣化程度に影響を受けること,また発生位置は増厚層の施工目地部に多いことが判明した。その対策として,弱点となる施工目地部において十分な付着性能を確保する対策を行うことと,既設床版の劣化程度を適切に考慮した上で上面増厚を行うことが重要であることが判明した。(著者抄録)

シソーラス用語： *スラブ ,  *劣化 ,  *因子 ,  *耐久性 ,  建設工法 ,  走行試験 ,  目地 ,  付着 ,  剥離 ,  亀裂 ,  コンクリートスラブ
準シソーラス用語： PC床版 ,  工法 ,  施工目地 ,  *床版 ,  *上面増厚床版 ,  *要因 ,  輪荷重走行試験

分類 (1件)： セメントコンクリート舗装,剛性舗装  (RC04030G)

引用文献 (3件)：

• 松井繁之. 移動荷重を受ける道路橋RC床版の疲労強度と水の影響について. コンクリート工学年次論文報告集. 1987, 9, 2, 627-632
• 和田圭仙. RC床版の補修工法施工時に与える影響に関する検討. 第6回道路橋床版シンポジウム論文報告集, 平成20年6月. 2008, 139-144
• 和田圭仙. 鋼繊維補強超速硬コンクリートの付着特性実験. 土木学会第64回年次学術講演会, 平成21年9月. 2009, 1003-1004

タイトルに関連する用語 (4件)： 要因 ,  検証 ,  耐久性向上 ,  対策