抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)用ロボットの製作を行っている鹿児島工業高等専門学校メカトロニクス研究部(メカ研)で試みている自主組織運営の概要と,それにより得られる教育効果について述べた。メカ研は,高専ロボコンに出場するロボットの製作を行う学生会所属の課外活動クラブで,技術やノウハウを効率よく継承・利用する手段としてクラブ活動形式を採用している。ロボコン競技課題を「製品仕様」,高専ロボコンを「公開品評会」,各校が製作したロボットを「同じ要求仕様に基づいたオリジナル製品」と考えることで,メカ研を「仮想的なロボット製作会社」と位置づけた。メカ研をロボット製作会社の観点で,4年生(仮想会社の取締役),3年生(部門長),2年生(部門員),1年生(新入社員),5年生と専攻科生(相談役)と学年ごとの役割と担当業務を定めている。この取り組みの中で,学生一人一人に考える機会を提供することで,産業界が求めるコンピテンシー・レベルの高い技術者を育成する可能性に着目している。