抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アジア圏国際物流をめぐる議論の再整理を試みるために,まず,東日本大震災から得られたサプライチェーンのリスク分散について示唆を行った。続いて,日本企業の海外展開の動向と物流ニーズについて考察し,これを踏まえた国際物流施策に加えるべき新たな視点を模索した。協調すべき点として,1)リスク対応との関係で,分散のディメリットを克服するための工夫が必要であり,日本国内において投資環境を整備することが求められる,2)日本経済の持続的成長との関係で,自由化が前提とされるべきであり,それと共に国内の産業振興を図る必要がある,3)アジア域内物流の高度化との関係で,基幹政策課題の推進と物流事業者の事業展開に対する政策支援である,を挙げた。