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J-GLOBAL ID:201202248234395580   整理番号:12A0763586

シールドシース付き平衡ケーブルのピグテール接地に関する検討

Study on Pigtail Grounding of Shield Sheath in Shielded Twisted Pair Cable
著者 (5件):
資料名:
巻: 112  号: 12(EMCJ2012 1-8)  ページ: 25-29  発行年: 2012年04月13日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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電子機器の高機能化に伴い,高速差動伝送の適用分野が拡大されており,STP(Shielded Twisted Pair)ケーブルを使用した機器の実装例が増えている。筆者らはこれまでSTPケーブルに関する種々の検討を行い,STPケーブルのノイズ耐性を高めるためには,ケーブルの端末部において芯線を包むようにシールドシースを直接,金属筐体や金属コネクタに接地する必要があるとの結論を得た。しかし,適用する用途によっては,STPケーブルのシールドシースを端末の金属に対して,直接接地することが難しい場合もあり,止む無くジャンパ線をシールドシースから引き伸ばして接地する「ピグテール接地」の形態をとらざるを得ない場合もある。だが,ピグテール接地によりノイズ耐性が劣化することは定性的には分かるものの,定量的なレベルで評価した例は少なく,結果としてピグテール接地の実装方法が複雑化している。以上を踏まえ,本報告ではEthernet用のSTPケーブルを対象とし,その端末にピグテール接地を施した場合について,ピグテール接地の本数と配置の対称性がノイズ耐性に与える影響を実験的に検討した。STPケーブルの外部からノイズを印加して,芯線に誘導するノイズレベルを測定した結果,シールドシースの一部分にのみ多数のピグテールを付けるよりも,ケーブル断面に対してピグテールを均等に配置するほうがノイズ耐性は劣化しないことが分かった。したがって,ピグテール接地を実装する際には,配置の対称性を考慮した接続が必要となる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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電線・ケーブル 
引用文献 (7件):
  • 渡邊. シールドシース付き平衡ケーブルのノイズ耐性評価に関する検討. 2009信学ソ大, Sept. 2009, 349
  • 渡邊. シールドシース付き平衡ケーブルの端末処理とノイズしゃへい効果. 2010信学総大, Sept. 2009, 358
  • 林. コネクタに接触障害を有する伝送路からのコモンモード放射に関する一検討. 2008信学総大, Mar. 2008, 345
  • 林. コネクタ接触点の分布がコモンモード電流に与える影響に関する考察. 信学技報. 2010, 110, 125, 51-54
  • 渡邊. シールドシース付き平衡ケーブルのノイズ耐性評価に関する検討. エレクトロニクス実装学会第25回春季講演大会, Mar. 2011. 2011, 131-132
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