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J-GLOBAL ID:201202248245462777   整理番号:12A1521742

気候学的強制モデルにおける黒潮の経路

Kuroshio pathways in a climatologically forced model
著者 (5件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 625-639  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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1年を繰り返す大気によって強制された高解像度海洋モデルで北太平洋の西岸境界流である黒潮の変動性を調査した。日本南方の黒潮流路での大蛇行(LM)が十年のタイムスケールで高い二峰性の形状で発達し消滅した。モデルで表現された蛇行は時期と空間的広がりがこの領域で観測されるものと比較できるものであった。相対渦度や流量,速度シアーなどを含む,LMの数々の特徴が調査された。モデルと観測の間の数多くの類似性は,蛇行が,この気候学的強制モデルで再現されている海洋性の変動の本質に起因するという事を示している。それぞれのLMはより小さな”前駆的な”蛇行によって先行されている。それは九州南端に起源をもち,岸沿いを上方に移動し,LMへと発達する。前駆的蛇行と特徴の良く似た多くの蛇行があるが,それらは,LMsには発達しない。LMの形成へは唯一,こう洲海山付近で形成された前駆的蛇行と深い高気圧性渦が関連した時のみに生じている。さらに,深い高気圧性渦の長軸が並岸方向ではなく岸から外れた方向でなくてはならない。前駆的蛇行と高気圧性渦の長軸が並岸方向から外れた特定の場合のみLMの形成が生じるのである。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (1件):
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海洋の構造・力学・循環 
タイトルに関連する用語 (5件):
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