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J-GLOBAL ID:201202248272041465   整理番号:12A0042726

グリセロールデヒドロゲナーゼからのD-乳酸デヒドロゲナーゼ活性の進化と,リグノセルロースからのD-乳酸生産への利用性

Evolution of D-lactate dehydrogenase activity from glycerol dehydrogenase and its utility for D-lactate production from lignocellulose
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巻: 108  号: 47  ページ: 18920-18925  発行年: 2011年11月22日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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現在,生物性プラスチック(ポリ乳酸,PLA)生産のための再生使用可能な化合物である乳酸は,食物由来の糖から商品生産されている。Bacillus coagulansがL(+)-乳酸を主要発酵産物として生産し増殖する至適条件は50°C,pH5である。本研究で,当該菌株の遺伝子工学的改変により,ldh遺伝子(L-乳酸デヒドロゲナーゼ)とalsS遺伝子(アセト乳酸シンターゼ)を欠失させて嫌気的増殖を損なわせ,その後増殖を回復するサプレッサー突然変異を分離することで,D(-)-乳酸生産菌を選択した。その内のQZ19株はグルコースから光学純粋なD(-)-乳酸を<48hで約90gL<sup>-1</sup>生産した。D-乳酸デヒドロゲナーゼ(D-LDH)活性の新規起源は,挿入配列により高レベルで生じたグリセロールデヒドロゲナーゼの突然変異(GlyDH;D121N,F245S)であることが同定された。天然GlyDHはピルビン酸に対する活性は検出できなかったが,突然変異体GlyDHのD-LDH比活性は0.8μmole/min/mg蛋白質だった。QZ19株をセルロースのD-乳酸への同時的な糖化と発酵に使用することで(50°C,pH5),セルロース使用量が中温性乳酸細菌による同等な発酵の1/3に減少した。B.coagulansとQZ19株は非食物性炭水化物から,高力価かつ高収量で乳酸の各々L(+)とD(-)光学異性体の生産に使用可能なことがわかった。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物代謝産物の生産  ,  遺伝子操作 

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