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J-GLOBAL ID：201202248389580936   整理番号：12A0087792

機能性食品素材の新動向 機能性食品素材「ヒハツエキスパウダーMF」の特性とその効果

著者 (1件)： 大戸信明 (丸善製薬 総合研)
資料名： ジャパンフードサイエンス  (Japan Food Science)
巻： 51  号： 1  ページ： 40-44  発行年： 2012年01月05日 
JST資料番号： Z0639A  ISSN： 0368-1122  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒハツ(Piper longum,別名インドナガコショウ)は独特の辛味を有し,主に香辛料として東南アジア中心に利用されている。ヒハツエキスについてはこれまで手の表面温度回復作用や血流改善作用など多くの報告があり,作用機序としてin vitroにおいてTRPV1活性亢進作用,血小板凝集抑制作用及び内皮由来一酸化窒素合成酵素活性促進作用等,in vivoにおいてウサギ耳介末梢血流の増加作用等が報告されている。丸善製薬(株)は,「ヒハツエキスパウダーMF」を用いてTie2活性化(リン酸化)作用を正常ヒト臍帯静脈内皮細胞を用いて検討した結果,ウェスタンブロッティング及びELISA法による評価でTie2活性化作用を確認した。また,マウスを用いて血管透過性抑制評価(マイルスアッセイ)を行ったところ,ヒハツエキスパウダーMFにVEGFによって誘発される血管透過性を抑制することが確認された。その他,ヒハツエキスパウダーMFのタイトジャンクション構成蛋白質発現促進作用,むくみ改善作用(ヒト評価)及び安全性について記述した。

シソーラス用語： 機能性食品 ,  *コショウ属 ,  食品成分 ,  受容体型チロシンキナーゼ ,  膜受容体 ,  香辛料 ,  血管透過性 ,  細胞結合 ,  浮腫
準シソーラス用語： Piper longum ,  Tie2 ,  インドナガコショウ ,  タイトジャンクション ,  *ヒハツ ,  むくみ ,  *機能性食品素材 ,  植物エキス ,  蛋白質発現 ,  臍帯静脈内皮細胞

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  食品工業一般  (FJ02010F)

タイトルに関連する用語 (3件)： 機能性食品素材 ,  動向 ,  MF