抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大量のパケットを送りつけるDoS攻撃からサーバを守る方法として,DoS Mitigationがある。DoS Mitigationは,攻撃だと思われるパケットを検知・破棄を行う。また,サーバの代わりにクライアントとコネクションを張り,正しいコネクションのみをサーバと繋ぐなどの手法を用いている。これらの手法により,サーバに対するDoS攻撃の影響を軽くしている。通常,DoS Mitigatorは物理マシンに載せられた状態で,様々な企業から提供されている。クラウドサービスなどに用いられるデータセンタでは,物理DoS Mitigatorでは対処することが出来ない問題,ニーズが存在する。それらを解決するためには,1つの仮想マシンに対し,1つのDoS Mitigatorを対応付ける必要がある。本稿では,仮想マシンに対応させる,仮想化DoS Mitigatorの提案を行う。仮想化DoS Mitigatorの利点として,ユーザがDoS Mitigatorからのフィードバックを得られやすくなる,末端で協調分散的なDoS Mitigationを行うことができるなどが挙げられる。(著者抄録)