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J-GLOBAL ID:201202248603166778   整理番号:12A1750630

腫瘍壊死因子スーパーファミリーメンバーLIGHTはA549ヒト肺胞上皮細胞において上皮間葉転換を誘導する

Tumor necrosis factor superfamily member LIGHT induces epithelial-mesenchymal transition in A549 human alveolar epithelial cells
著者 (8件):
資料名:
巻: 428  号:ページ: 451-457  発行年: 2012年11月30日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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線維症は,損傷部位での活性化した線維芽細胞の蓄積で特徴づけられる器官損傷に対する異常な応答である。線維芽細胞は,器官組織に浸潤する循環線維細胞と常在線維芽細胞を含むいくつかの供給源から生じる。最近,上皮間葉転換(EMT)は,間充織細胞の供給源として認識されてきた。EMTは,TGFβ1のような多様な増殖因子により誘導され,炎症性サイトカインにより亢進される。最近,腫瘍壊死因子スーパーファミリーメンバーLIGHTは,重篤な喘息における気道リモデリングや炎症性疾患の発病と関連付けられてきた。著者らは,LIGHTは,EMTの亢進を介した気道線維症の発病に寄与するという仮説を立てた。したがって,LIGHTのEMT誘導能を調べた。A549細胞をLIGHT,TGFβ1またはそれら両方で48時間刺激した。EMTを測定するため,免疫細胞化学,ウエスタンブロッティング,定量的RT-PCRを用いて上皮および間充織マーカーの発現を評価した。EMTのための細胞情報伝達経路をErk1/2およびsmad2のリン酸化を検出するウエスタン分析により特徴づけた。LIGHTは,E-カドヘリンの抑制とビメンチンの増強により形態学的に,細胞収縮性の増強により機能的にTGFβ1で誘導されるEMTを亢進した。さらに,LIGHTは,TGFβ1なしでもEMTを誘導した。機構の評価から,LIGHTは,TGFβ1の産生を誘導しないまたはsmad-snai1経路に影響を及ぼさないことが明らかになった。Erk1/2リン酸化の阻害は,LIGHTで誘導されるEMTを減少させ,これは,Erk1/2経路がLIGHTで誘導されるEMTの鍵となる経路であることを示す。まとめると,LIGHTは,TGFβ1で誘導されるEMTを亢進するだけでなく,それ自体によりTGFβ1情報伝達なしでErk1/2経路を介してEMTを誘導した。LIGHTは,EMTの亢進を通して気道線維症の発病に寄与する可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  細胞生理一般  ,  呼吸器の基礎医学 

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