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J-GLOBAL ID:201202248618693693   整理番号:12A0900911

トンネル周辺の現場岩盤の評価のためのクロス・ホール法

Cross-hole seismic technique for assessing in situ rock mass conditions around a tunnel
著者 (4件):
資料名:
巻: 53  ページ: 86-93  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: D0230C  ISSN: 1365-1609  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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クロス・ホール地震探査は,掘削中の損傷領域(EDZ)の広がりを建設中のトンネルや試験トンネルで同定するのに使用される。クロス・ホール試験のために,新しい電気・力学的衝撃に基づいた送信機を開発し試験した。送信機は,適当な衝撃エネルギーを発生させて,45mmのロックボルト・ボーリング孔に嵌まるように設計された。試験トンネルにおいて,79のP波を測定した。ボーリング孔の間隔は1.5mであった。測定したP波速度から,2DX線断層撮影を行い,そして,0.21,0.57,0.93と1.29mのオフセットの平均速度勾配曲線を求めた。波動速度勾配曲線は岩盤の品質によって空間的に変化し, P波速度を区切る上下の境界を求めた。平均速度が下界より低い深度として,EDZの範囲を決定した。この手法を適用することによって,試験トンネルのEDZの深さは,トンネル面からおよそ1.1mであると確定できた。クロス・ホール地震探査を,抽出した岩コアの状態と比較した。岩コアの1階調画像をP波速度断面と比較した。この画像によると,破壊した岩コアは1.1mの深さまで存在した。地震探査データと視覚的調査から類似した結果が見つけられた。同じ手法を工事中のトンネルで適用した。この現場から,EDZの観察深度はおよそ0.9mであった。さらに,開発した送信機がS波を発生させるので,P波とS波速度を計測し比較した。その結果,S波がEDZを同定するのにうまく利用できることができることが判った。S波断面は,P波測定と比較してより少ない散乱を示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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岩盤の力学的性質  ,  トンネル工事 

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