抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1979年に自動車電話として移動通信が開始されて以来,我が国のみならず,世界的にみても,携帯電話や無線LANに代表されるワイヤレスユーザは急増の一途をたどっている。また,近年では,スマートホンやタブレット端末,M2M通信など,単なる電話からインターネットを介して様々な情報を交換する利用へ,また,人に加えてモノが通信を利用へと,利用形態も多様化してきており,この傾向は今後も加速すると予想される。このような利用の拡大・多様化に伴い,WRAN,WLAN,WPAN,WBANからセンサネットワーク,RFIDなど,多様な新しいワイヤレスシステムが生まれている。加えて,スマートホンの登場は,セルラーネットワークにおいて年1.5-2倍というペースでのトラヒックの急増をもたらしており,ワイヤレスネットワークの将来にとって,10年で200倍のトラヒック増に備えるだけでなく,さらに増え続けるトラヒックに如何に対処するかは極めて重要な問題と考えられる。本講演では,ワイヤレスネットワークの将来を展望し,これからは全ての端末がワイヤレスになることを想定した技術開発が必要になることを指摘する。また,このためには周波数利用効率の向上のための技術開発に加えて周波数帯域の確保が益々重要になることを踏まえ,これからのワイヤレスネットワークにおける周波数利用を展望し,周波数共用,高周波数帯の開拓の重要性を述べる。(著者抄録)