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J-GLOBAL ID:201202248677892845   整理番号:12A1499284

家庭用エコキュートの実用省エネルギー技術

著者 (2件):
資料名:
巻: 86  号: 10  ページ: 556-559  発行年: 2012年10月25日 
JST資料番号: F0198A  ISSN: 0369-2302  CODEN: MTDNAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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給湯に使用するエネルギーは家庭のエネルギー消費の約3割を占めるため高効率給湯機の開発が活性化しており,改正省エネ法やトップランナ規制等の行政主導の省エネルギー機運も高まっている。本稿では三菱電機エコキュート搭載の実用条件で省エネルギーを実現する2つの技術について述べる。(1)ヒートポンプ保温。従来の浴槽保温はタンク上部の熱湯で浴槽の湯を加熱した後,有効な熱の残る中温水をタンク下部の低温域に戻して無効な温度にしてしまうため,浴槽保温に必要な熱量よりも過剰な熱量をタンクから消費していた。当社エコキュートはタンクを介さずにヒートポンプから浴槽の湯へ必要な熱量だけを供給するので,タンクへの余分な貯湯を回避し,保温に対するCOP(Coefficient Of Performance:加熱能力と消費電力の比)を46%向上,年間給湯保温効率を8.7%向上させた。(2)学習わき上げ制御。使用湯量が変動する実用条件で湯切れを回避しながら省エネルギーとなるわき上げ制御を開発した。湯切れ回避には過去の1日の使用湯量の最大値を学習し,学習湯量を深夜にわき上げる方法が簡便であるが,使用湯量が少ない場合に,タンクに多量の湯が残存し,放熱ロスが増大する。当社エコキュートでは個々の給湯の使用湯量に必要な貯湯量を学習し,学習した必要貯湯量を維持することで湯切れを回避する。深夜のわき上げ量は過去の使用湯量の平均値まで低減し,貯湯量を低く抑えて放熱ロスを低減した。開発したわき上げ制御は,深夜全量わき上げに対し,消費電力量を47%低減した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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建物内の給排水・衛生設備  ,  ヒートポンプ 
引用文献 (3件):
  • (1) 資源エネルギー庁:エネルギー白書2011(第2部エネルギー動向, 第1章国内エネルギー動向)
  • (2) 日本工業規格 JIS C 9220 : 2011 ,家庭用ヒートポンプ給湯機
  • (3) 国土交通省国土技術政策総合研究所・(独)建築研究所監修:自立循環型住宅への設計ガイドライン, (財)建築環境・省エネルギー機構(2005)
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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