抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Kinectは,Xbox 360用のゲームコントローラであるが,モーションキヤプチャデバイスとして利用できるので,ゲーム開発とは関係のない所でも注目されている。本稿では,距離画像センサの技術や姿勢認識機能,ジェスチャ認識を使ったKinectシステムの可能性について,技術的な側面から解説する。Kinectには,距離画像センサ,ビデオカメラ,アレイマイクといった人間とインタラクションするためのセンサが搭載されており,加えて,ドライバには高度な姿勢認識を行う機能が実装されている。そのため,それを使うとプレーヤは手に何も持たずに,身振り手振りや声を使ってゲーム等を操作することができる。3Dセンシング技術の発達は,一般家庭のリビングに恩恵をもたらす段階にまで来た。コンピュータと人間が自然に対話できる時代になったと言える。これからは人の動きを正確に捉えるだけでなく,人の意志をいかにして認識するか,という技術がますます必要になるであろう。例えば,発せられた状況によってその意図が変わる言葉をいかに認識するかという取組みもなされている。デバイスが安価になつたことにより,さまざまな分野の人がこの課題に取組むことが可能になった。今後の発展が非常に楽しみである。