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J-GLOBAL ID:201202248869871205   整理番号:12A0077766

福島の原子力事故によるセシウム137の堆積と日本の土壌汚染

Cesium-137 deposition and contamination of Japanese soils due to the Fukushima nuclear accident
著者 (7件):
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巻: 108  号: 49  ページ: 19530-19534  発行年: 2011年12月06日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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2011年3月11日の巨大地震後に起きた,福島の第一原子力発電所(NPP)から放射したセシウム-137(137Cs)が堆積しその土壌汚染が明確になった。半減期が30.1年の137Csは農業,畜産業,従って数十年間に渡る生命に対して有害な影響を及ぼすため,最大の関心事となっている。そのため,137Csで汚染した土壌または土地の除去は緊急課題である。大きな困難は,福島のNPPからの137Csの放射の評価が極端に不確定であり,従って環境中の137Csの分布の評価が乏しいという事実にある。本論では,ラグラジアン粒子分散モデルFLEXPARTからの相対的堆積分布を用いて,日本の各県における137Csの堆積の毎日の観測を積分することで137Csの全堆積を評価した。137Csは日本の東側および北側の大きな領域の土壌を大きく汚染したが,西側は山脈によって保護されたことがわかった。福島のNPP近傍および近隣県の土壌は,それぞれ100,000および10,000MBkm-2以上の堆積で広く汚染されている。(i)日本列島とその周りの海域(130-150°Eおよび30-46°N)および(ii)日本列島の二つの領域に渡る全137Csの堆積は,それぞれ5.6PBqおよび1.0PBqであると評価した。我々の137Csの堆積マップは,汚染除去の努力をコーデイネートし,日本における規制措置を計画する手助けになるであろう。
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分類 (1件):
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環境の汚染及び防止 

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