抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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全日本学生フォーミュラ大会は,日本の将来のエンジニア育成を目的として2003年に発足した競技大会である。学生フォーミュラ車両に使用されているエンジンは,単気筒・2気筒・4気筒の3種類だが,本学(久留米工業大学)の2011年大会の参戦車両は単気筒エンジンを搭載している。これは,大会に使用されるコースが連続するコーナーで構成されるレイアウトであるため,低速域から大きなトルクを発生する単気筒エンジンが適していると判断したことによる。筆者等はこれまでターボチャージャの搭載やインタークーラの装着などエンジン・システムの改良に注力してきた。本研究では,比較的容易な設計変更でエンジンの出力・トルク特性の改善が期待できる吸気システムの特性分析を行った。本研究で得られた知見は次の通りである。1)吸気管長を長くするとトルクピークが低回転側にシフトする。2)ツイン・インジェクタ方式を採用すると燃料の気化熱により吸入空気の質量流量が増加し,エンジン軸出力および軸トルクが向上する。