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J-GLOBAL ID：201202248910766839   整理番号：12A1553970

イネの細胞壁関連受容体様キナーゼ遺伝子OsDEES1は雌性配偶体の発育に役割を演じている

The Rice Wall-Associated Receptor-Like Kinase Gene OsDEES1 Plays a Role in Female Gametophyte Development

著者 (7件)： WANG Na (Hebei Normal Univ., Shijiazhuang, CHN) ,  HUANG Hui-Jia (Hebei Normal Univ., Shijiazhuang, CHN) ,  REN Su-Ting (Hebei Normal Univ., Shijiazhuang, CHN) ,  LI Jiao-Jiao (Hebei Normal Univ., Shijiazhuang, CHN) ,  SUN Ying (Hebei Normal Univ., Shijiazhuang, CHN) ,  SUN Da-Ye (Hebei Normal Univ., Shijiazhuang, CHN) ,  ZHANG Su-Qiao (Hebei Normal Univ., Shijiazhuang, CHN)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 160  号： 2  ページ： 696-707  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 受容体様キナーゼ(RLK)類は動物の類似した蛋白質超ファミリーより多くのメンバーを持つ植物の超ファミリーから成り,細胞系関連キナーゼ(WAK)遺伝子ファミリーはそのユニークなサブファミリーの一つである。イネのWAK-RLK遺伝子DEFECT IN EARLY EMBRYO SAC1(OsDEES1)が初期の胚嚢発育の制御に関与していることを見いだした。RNA干渉によるOsDEES1のサイレンシングは高い雌性不稔をもたらし,OsDEES1を欠く雌の生殖器官は機能不全であった。OsDEES1のRNA干渉植物に由来する子房を調べた結果,OsDEES1発現のノックダウンが大胞子形成には影響せず,雌性配偶体の形成を乱し胚嚢の退化と欠陥種子の形成をもたらすことがわかった。子房においては,OsDEES1は雌性配偶体領域および珠孔に近い胚珠の珠心細胞の周りで発現していた。他のWAK-RLKとは異なるユニークな配列を持つOsDEES1は膜局在蛋白質であり,雌性配偶体発育の制御に役割を演じていることがわかった。

シソーラス用語： *イネ ,  細胞壁 ,  *タンパク質キナーゼ ,  遺伝子 ,  植物器官 ,  成長 ,  *遺伝子発現 ,  不稔 ,  *子房 ,  遺伝子サイレンシング
準シソーラス用語： RLK遺伝子 ,  WAK遺伝子 ,  雌性配偶体 ,  雌性不稔 ,  *受容体様キナーゼ ,  *胚嚢 ,  OsDEES1遺伝子

分類 (3件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  酵素一般  (EB09010D) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： イネ ,  細胞壁 ,  受容体様キナーゼ ,  遺伝子 ,  雌性配偶体 ,  発育 ,  役割