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J-GLOBAL ID：201202248964751136   整理番号：12A1465815

和歌山県白浜町で採取された潮間帯に生息する生きた巻貝に付着して成長したユウレイボヤ(ホヤ綱,ユウレイボヤ科)

著者 (2件)： 久保田信 (京大 フィールド科学教育研究セ 瀬戸臨海実験所) ,  新稲一仁
資料名： 瀬戸臨海実験所年報  (Annual Report of the Seto Marine Biological Laboratory)
巻： 25  ページ： 39  発行年： 2012年07月30日 
JST資料番号： X0561A  ISSN： 0913-6002  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ユウレイボヤは様々な基質に付着するが,生きた巻貝シマレイシガイダマシMorula musiva(Kiener)の貝殻に付着していた珍しい例を報告する。このユウレイボヤは巻貝の行動を抑制すると思われるくらいよく生育しており,付着していた成体の巻貝よりも体が大きかった。ユウレイボヤは暗所を好み,幼生は変態時に走暗性に転じ,転石の裏面や転石の下に存在する基質に付着する性質がある。シマレイシガイダマシは潮間帯に限定して生育しており,ユウレイボヤの幼生がこの巻貝の貝殻に付着した場合でも,このように大きく成長できるのは極めて稀であろう。

シソーラス用語： *ユウレイボヤ属 ,  潮間帯 ,  軟体動物 ,  付着 ,  *水生生物 ,  和歌山県 ,  共生 ,  生態
準シソーラス用語： マキガイ ,  *付着生物

分類 (1件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V)

タイトルに関連する用語 (7件)： 和歌山 ,  採取 ,  潮間帯 ,  生息 ,  巻貝 ,  成長 ,  ユウレイボヤ