文献

J-GLOBAL ID：201202249041756700   整理番号：12A1228254

今日の海岸林の課題

著者 (1件)： 吉崎真司 (東京都市大 環境情報学)
資料名： 水利科学  (Water Science)
巻： 56  号： 3  ページ： 14-27  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： S0371B  ISSN： 0039-4858  CODEN： SURKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 今日の海岸林の課題について,東日本大震災の前から存在していた課題と,大震災後の課題を考察する。近年,海岸浸食が厳しく多くの場所で汀線と海岸林との距離が短くなり,防潮堤と海浜植物の緑化による養浜が望まれる。砂浜生態系の保存や,松枯れと海岸林の再生,住民の日常と海岸林との乖離などの課題があった。大震災後の課題は,1)海岸林のありかたや造成方法,2)存在意義・価値の共有化,3)沿岸部の緑地配置計画への参画,4)樹木の塩水冠水耐性の評価,5)津波に対する抵抗性の評価,6)震災後の海岸林再生のモニタリング,などである。

シソーラス用語： 森林 ,  *海岸侵食 ,  *養浜 ,  震災 ,  *津波 ,  *海岸林 ,  東日本大震災 ,  *保全 ,  *保守管理

分類 (3件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  造林一般  (FF03010A) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (23件)：

• 1) 東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会(2011)今後における海岸防災林の再生について中間報告,19pp.
• 2) 環境省(1998)第5回自然環境保全基礎調査海辺調査総合報告書.
• 3) 国土交通省国土技術政策総合研究所(2011)海岸管理の変遷から捉えた新しい海岸制度の実践と方向性,国土交通省国土技術政策総合研究所,資料第619号.
• 4) 中島勇喜(2000)海岸林の現状と課題日本砂丘学会誌第47巻第2号,128-135p.
• 5) 東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会(2011)現地調査報告(資料4),13PP.

タイトルに関連する用語 (1件)： 海岸林