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J-GLOBAL ID:201202249136204314   整理番号:12A1066586

ラット十二指腸における潰瘍の局在についての新規な機構的説明:鉄および選択的システアミン取込みの役割

New mechanistic explanation for the localization of ulcers in the rat duodenum: Role of iron and selective uptake of cysteamine
著者 (19件):
資料名:
巻: 525  号:ページ: 60-70  発行年: 2012年09月01日 
JST資料番号: B0023A  ISSN: 0003-9861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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補酵素A代謝物のシステアミンはげっ歯類で十二指腸潰瘍を誘発する。著者等の最近の研究では,潰瘍形成は鉄の過剰負荷で悪化され,鉄欠乏で低減されることが認められた。著者等は,システアミンが十二指腸粘膜に選択的に取込まれ,一次的に鉄の吸収が起こり,これがキャリアー仲介的プロセスで輸送されるとの仮説を立てた。本研究において著者等は,ラットにシステアミンを投与すると近位十二指腸にシステアミン蓄積が起こり,胃腸管における鉄の濃度が最高になることを示す。in vitroにおいて,腸上皮細胞(IEC-6)の鉄負荷は活性酸素種(ROS)産生および[14C]システアミン取込みを加速した。分離した胃腸粘膜細胞およびIEC-6による[14C]システアミン取込みはpH依存的で,非標識システアミンで阻害された。IEC-6による[14C]システアミンの取込みはNa+-非依存的で,飽和性を示し,構造的類似体,H2-ヒスタミン受容体アンタゴニスト,および有機陽イオン輸送体(OCT)阻害剤で阻害された。OCT1 mRNAがラット十二指腸,IEC-6で顕著に発現され,OCT1 siRNAをIEC-6に形質移入するとOCT1 mRNA発現は減少し,[14C]システアミン取込みは阻害された。システアミン誘導十二指腸潰瘍はOCT1/2ノックアウトマウスで減少した。本研究は,システアミン吸収機構についての新たな洞察を与え,システアミン取込みおよび実験的潰瘍形成における細胞内鉄が重要な役割を果たしていることを示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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腸  ,  消化器の基礎医学  ,  細胞生理一般 
物質索引 (1件):
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