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J-GLOBAL ID:201202249165203980   整理番号:12A0861150

アブシジン酸は,カリウム欠乏土壌で生育した稲苗の葉の過酸化水素産生の誘導物質である

Abscisic acid is an inducer of hydrogen peroxide production in leaves of rice seedlings grown under potassium deficiency
著者 (3件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 229-237  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: W1153A  ISSN: 1817-406X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 台湾 (TWN)  言語: 英語 (EN)
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作物の成長は,カリ肥料に基本的に依存している。カリウム(K)の欠乏は,作物の収量に対し重要な制限因子となる。カリウム(K)は,多くの生理学的プロセスに不可欠な肥料成分である。カリウムの欠乏は豆類やシロイヌナズナにおいてH2O2を含む反応性酸素種の産生を助長することがわかっている。様々な研究からアブシジン酸(ABA)がH2O2生産と関係していることが明らかとなった。ここでは,稲苗の葉のK不足によって誘発されたH2O2産生におけるABAの関与の可能性について検討した。組織化学的方法および比色法を用いて,稲苗の葉におけるH2O2産生を調べた。K不足によって葉中のH2O2含有量は増加した。K不足によって誘発されたイネの葉のH2O2産生はジフェニレンヨードニウムクロリド(Diphenyleneiodonium Chloride)およびイミダゾール,NADPHオキシダーゼ抑制剤によってブロックされた。この研究では,ABA含有量をOsRab16A(ABA応答遺伝子)の発現によって,あるいは,酵素結合抗体免疫測定法で測定した。Kの欠乏はイネの葉のABA含有量の増加をもたらした。しかし,Kの欠乏下で,H2O2によりイネの葉へのABAの蓄積がは誘導されることはなかった。タングステン酸塩(Tu),ABAの生合成抑制剤,はK不足によるABA含有量の減少に影響し,また,K不足によるイネの葉でのH2O2産生にも影響したが,ABAにより調製される。この結論は外因的なABA処理がKが十分な条件で成長した稲苗の葉中のH2O2含有量を増加させたことからも裏付けられた。
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分類 (2件):
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細胞構成体の機能  ,  植物生理学一般 
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