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J-GLOBAL ID:201202249248781667   整理番号:12A1018099

2つの銀河団の間にある暗黒物質のフィラメント

A filament of dark matter between two clusters of galaxies
著者 (7件):
資料名:
巻: 487  号: 7406  ページ: 202-204  発行年: 2012年07月12日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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銀河団が大規模構造フィラメントの交差部分で発生するという,冷たい暗黒物質に関する標準的宇宙論モデルの予測は揺るぎないものである。この「宇宙のクモの巣」と言われる糸状構造は,数十年の間,銀河の赤方偏移の探査によって調べられてきた。もっと最近になって,低赤方偏移のフィラメントに存在する中高温の銀河間物質(105~107ケルビンの温度を持つ希薄なプラズマ)が,輝線および吸収線に観測されている。しかし,根底にある暗黒物質の骨格(全物質の半分以上を含むと考えられる)の直接検出についての信頼性の高い結果はまだ得られていない。なぜなら,直接検出についてこれまで出された結果は,誤りが立証されたことや,低い信号対雑音比,暗黒物質と光を放つ物質の非物理的な位置ずれなどの問題を抱えているためである。本論文では,エイベル222/223の超銀河団系の2つの主要成分を結びつける暗黒物質のフィラメントの検出について報告する。これはノンパラメトリックな質量再構築と,パラメトリックなモデルによる合わせ込みの両方で,弱い重力レンズ効果のシグナルから検出された。このフィラメントは,銀河の密度超過や,拡散した軟X線の放射と一致し,超銀河団の全質量に対して,銀河団1つ分がさらに加わるのに相当する質量を与える。この結果をX線観測と組み合わせることによって,我々はフィラメント中の高温ガスの割合(X線を放射するガスの質量を全質量で割ったもの)に0.09という上限を設定することができる。Copyright Nature Publishing Group 2012
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星雲 
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