抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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気象庁が現業運用している全球表層水温解析値はWOA05(世界海洋地図2005年)による気候値を第一推定値とし,船舶,ブイ,フロートなどによる現場観測データを入力値として,統計的に計算している。これによると,1950~2011年に標題水温は10年当り0.020±0.003°Cで上昇した。一方,人工衛星の観測によると平均海面水位は1993~2010年に1年当り2.95±0.12mmの割合で上昇し,海面から深さ700mまでの海洋表層の水温変化による熱膨張によって,海面水位は同期間に1年当り0.88±0.19mmの割合で上昇したと見積もられた。即ち,当該期間の海面推移の上昇量の1/3が深さ700mまでの表層水温の上昇に伴う熱膨張によって誘起された事になる。上記のデータを含めて各種の海洋関連データが気象庁が2005年からホームページなどで公開している「海洋の健康診断表」に掲載されている。