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J-GLOBAL ID:201202249497626442   整理番号:12A0139924

慢性創傷条件下にあるヒト内皮細胞の高圧酸素治療により誘導される炎症遺伝子発現の変化

Changes in inflammatory gene expression induced by hyperbaric oxygen treatment in human endothelial cells under chronic wound conditions
著者 (6件):
資料名:
巻: 318  号:ページ: 207-216  発行年: 2012年02月01日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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高圧酸素(HBO)療法は100%酸素吸入などを含むが,大気圧よりも高い室内で行われる。それは慢性糖尿病性創傷の効果的治療法ではあるが,その分子機構は明確ではない。著者等は,HBOが活性酸素/窒素種仲介経路を経由してヒト内皮細胞の炎症遺伝子発現を変化させると仮定した。内皮細胞をリポ多糖類とTNF-αの存在下で24時間,低酸素状態(1絶対気圧(ATA)にて2%O2;PO2~2kPa)にある慢性創傷モデルとした後,90分間HBO(2.4ATAにて97.5% O2;PO2~237kPa)で処理した。HBO後5時間で癒着,血管新生,炎症,酸化ストレスに関与する19の遺伝子がダウンレギュレートした。特に血管新生と一酸化窒素産生(本研究ではeNOS蛋白質発現増加に反映される)の両者を促進するアンジオゲニン遺伝子発現だけがアップレギュレートされた。これは内皮IL-8のmRNAと蛋白質の減少を招き,慢性創傷が治癒する間の炎症過程を軽減した可能性があった。これはHBO治療プロトコールではHBO22.5時間と明確にするのではなく,日常的に曝露させることの重要性を証明している。以上の研究より,内皮細胞において酸素増加は一時的に炎症遺伝子発現を調節するものであり,それにより慢性創傷治癒が増強されることが示された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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代謝異常・栄養性疾患の治療  ,  細胞生理一般 

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