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J-GLOBAL ID:201202249699743238   整理番号:12A0562580

下水スラッジ焼却後のスラグ中における重金属の凝固と分配

Fixation and partitioning of heavy metals in slag after incineration of sewage sludge
著者 (3件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 957-964  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: B0898C  ISSN: 0956-053X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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下水スラッジの焼却中に生産されるスラグ中の重金属の凝固は金属の大気中への排出を削減させ,焼却を環境に優しいプロセスにする。焼却条件(焼却温度500~1100°C,炉内での滞留時間0~60分,スラッジ中の水の質量分率0~75%)が凝固率とスラグ中のカドミウム,鉛,クロム,銅,亜鉛,マンガン,ニッケルの種分配に与える影響について検討した。焼却温度が500°Cから1100°Cへ上昇すると,カドミウムの凝固率は87%から49%へ減少した一方で,銅とマンガンの凝固率は安定していた。鉛と亜鉛,ニッケルとクロムの最大凝固率はそれぞれ900°C,1100°Cに到達した。銅,ニッケル,カドミウム,クロム,亜鉛の凝固率は滞留時間の増加で減少した。滞留時間20分で,鉛とマンガンの凝固率は低かった。ニッケル,マンガン,亜鉛,銅,クロムはスラッジ中の水の質量分率が55%のときに最大凝固率へ到達した。カドミウムの凝固率は水の質量分率が増加すると減少した一方で,鉛の凝固率は増加した。スラグに含まれる金属の分割分析は,焼却温度と滞留時間の増加により金属の完全な酸化が促進されることを示していた。これは金属の非残留成分を減少させ,金属の生物学的利用能を低下させた。スラッジ中の水の質量分率は金属の分配へほとんど影響を与えなかった。相関分析は,スラッジ中の重金属の凝固率と焼却炉スラグ中の重金属の形態が焼却条件の最適化により制御可能であることを示していた。これらの結果は,焼却炉スラグの環境に優しい処分のために,いかに金属の生物学的利用能を削減できるかを示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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環境汚染一般  ,  スラッジ処理・処分  ,  ごみ処理  ,  凝固 

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