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J-GLOBAL ID：201202249705246500   整理番号：12A0521819

琵琶湖集水域における森林バイオマスの動態評価と持続的利用モデルの構築

著者 (5件)： 川井秀一 (京大 学際融合教育研究推進セ) ,  川井秀一 (京大 生存圏研) ,  大村善治 (京大 生存圏研) ,  渡辺一生 (京大 東南アジア研) ,  甲山治 (京大 東南アジア研)
資料名： 京都大学生存基盤科学研究ユニット研究成果報告書  (ISS Report)
巻： 2010/2011  ページ： 53-60  発行年： 2012年02月28日 
JST資料番号： L8050A  ISSN： 1883-0293  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 琵琶湖水域を対象に,自然環境系の森林バイオマスの動態評価と,人間社会系におけるバイオマス資源の持続循環モデルの構築を試みる。特定のサンプルプロット内の毎木調査による地上からの森林バイオマスの観測と推定評価をおこなうとともに,衛星リモートセンシングを応用した森林バイオマスの評価手法の開発を進める。得られた地表データをもとに衛星データとの対応を検証し,樹木生長量の動態評価を行う。さらに琵琶湖水域における水・熱循環モデルに森林生育および物質環境のモデルを提供することで両者の相互作用を解析する。滋賀県の森林資源,木材加工,および消費を調査した結果,資源生産量が需要量の2倍程度に達し,現状では森林資源が蓄積される状態であることを明らかにした。したがって,滋賀県は木材生産地域と位置づけることができる。県産製材の県内流通の現状はわずか1割であるが,県産材のみで地域の需要を十分に賄い,その余力を東西に在る中京地区および京阪神地区へ出荷できるポテンシャルを有する。今後,県産材を対象にした加工流通システムを構築することが,持続的な地域産材の利用につながると考える。

シソーラス用語： *バイオマス ,  *コンシステンシー【軟度】 ,  リモートセンシング ,  *湖沼 ,  盆地 ,  解析 ,  経営管理 ,  *モデル ,  林産資源
準シソーラス用語： フロー ,  衛星リモートセンシング ,  持続的森林管理 ,  循環モデル ,  森林バイオマス ,  森林資源 ,  動態解析 ,  *琵琶湖

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  リモートセンシング一般  (AD04000L) ,  その他の探査  (DE10080E)

タイトルに関連する用語 (6件)： 琵琶湖 ,  集水域 ,  森林バイオマス ,  評価 ,  モデル ,  構築