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J-GLOBAL ID：201202249913644609   整理番号：12A0578458

新薬発見における水の役割

WATER’S ROLE IN DRUG DISCOVERY

著者 (1件)： WILSON Elizabeth K.
資料名： Chemical & Engineering News  (Chemical & Engineering News)
巻： 90  号： 11  ページ： 64-65  発行年： 2012年03月12日 
JST資料番号： B0249A  ISSN： 0009-2347  CODEN： CENEAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 計算化学の発達によって蛋白質-リガンド結合において重要な役割を持つ水の状態を推定することが可能になり,これが新薬開発に役立つと期待されている。2007年に開催されたシンポジウムでこの問題を解くためにSchroedinger社が開発した解析ソフトウェアWaterMapが討議され,インターロイキン阻害剤の開発に役立つことが報告された。同社は6万種の可能性のある化合物から300種の候補化合物に絞り込むことができた。しかしWaterMapについては高価で長時間を要するという評価もある。2011年にCCG社は溶媒和理論に基づいた新規ソフトウェア₃D-RISMを開発した。これは蛋白質ポケット内の水の密度を予測するもので,WaterMapに比べて計算時間が短い。さらにOpenEye社がSZMAPを開発した。これら3種のソフトウェアに共通する点として蛋白質を剛体として取扱っている点に問題があり,ソフトな蛋白質を対象とするソフトウェアが開発されれば大きく進歩すると期待される。

シソーラス用語： *インターロイキン ,  薬物 ,  分子間相互作用 ,  *水 ,  *状態推定 ,  製品開発 ,  ドラッグデザイン ,  溶媒和 ,  *ソフトウェア ,  計算機処理速度
準シソーラス用語： 計算速度 ,  新薬開発 ,  *阻害剤 ,  *蛋白質リガンド相互作用

分類 (1件)： 免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  (GW22010D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 新薬 ,  発見 ,  水 ,  役割