根の重力屈性は先端点機構により制御される一過性側方オーキシン勾配により調節される

BAND Leah R.; WELLS Darren M.; LARRIEU Antoine; SUN Jianyong; MIDDLETON Alistair M.; FRENCH Andrew P.; BRUNOUD Geraldine; SATO Ethel Mendocilla; SATO Ethel Mendocilla; WILSON Michael H.; PERET Benjamin; OLIVA Marina; SWARUP Ranjan; SAIRANEN Ilkka; PARRY Geraint; LJUNG Karin; BEECKMAN Tom; GARIBALDI Jonathan M.; ESTELLE Mark; ESTELLE Mark; OWEN Markus R.; VISSENBERG Kris; HODGMAN T. Charlie; PRIDMORE Tony P.; KING John R.; VERNOUX Teva; BENNETT Malcolm J.

文献

J-GLOBAL ID：201202249917548108 整理番号：12A0633235

根の重力屈性は先端点機構により制御される一過性側方オーキシン勾配により調節される

Root gravitropism is regulated by a transient lateral auxin gradient controlled by a tipping-point mechanism

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資料名：
巻： 109 号： 12 ページ： 4668-4673 発行年： 2012年03月20日
JST資料番号： D0387A ISSN： 0027-8424 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

重力は植物成長と発生に大きく影響し,重力屈性応答を使用して成長修飾を行うことにより配向性変化に応答する。植物の器官頂端部における成長調節因子の側方勾配生成により,植物が重力刺激に応答して屈曲するという仮説が80年前に提唱され,現在ではその因子がオーキシンであることが分っている。オーキシンはAux/IAAレプレッサー蛋白質を分解のために標的化することで根成長を調節する。本研究で,Aux/IAAに基づくレポーターであるドメインII(DII)-VENUSと,数学モデルを併用して,重力刺激後のオーキシン再分布を定量化した。その結果,90°重力刺激の数分以内にオーキシンが根の下側に迅速な再分布をすることが分った。オーキシンの非対称性は根端の屈曲が水平面に対して40°に達すると迅速に消失した。根が「先端点」機構を用いて,根屈曲の中間点でオーキシンの非対称流を逆転させるという仮説を提唱した。

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植物生理学一般

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