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J-GLOBAL ID:201202250127748636   整理番号:12A1321560

細胞膜エレクトロポレーション-Part1: 現象

Cell Membrane Electroporation-Part 1: The Phenomenon
著者 (5件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 14-23  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: C0422C  ISSN: 0883-7554  CODEN: IIMAE6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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我々の身体を構成している1018にも及ぶ細胞は細胞膜で覆われ,その細胞膜の大部分は2分子厚さ(約5nm)の脂質の二重層で構成されている。それは部分的には液体,また部分的にはゲルとしての挙動を示すが,細胞をその取り巻く環境から確実に安定的に分離し保護している。この脂質の二重層には多くの異なった蛋白質が埋め込まれており,それらは,特定の分子を,脂肪膜を通して輸送するチャネルおよびポンプとして作用している。この蛋白質が無ければ細胞膜は不透過性のバリアである。多くの固体絶縁物では,絶縁破壊によって永久的な構造変化が起こるが,液体様の脂質の場合,高い電場への曝露,または電場への長時間の曝露でなければ自然に破壊前の状態に復元する(エレクトロポレーション)。この現象については,弾性変形の仮説または分子レベルの相転移の理論および脂質領域界面破壊の理論などがあるが,今日では,水性細孔形成理論で広くコンセンサスが得られている。細胞膜の電気的破壊(エレクトロポレーション)には可逆性および非可逆性があり,各々医学及び生体工学において多くの応用法がある。例えば,可逆エレクトロポレーションは腫瘍細胞に化学療法用薬剤を導入する方法として確立されている。本論文では,エレクトロポレーションの現象そのものについて論じ,膜を形成する超顕微鏡レベルの脂質分子上の水性細孔の形成について,更にそのような膜につつまれた顕微鏡レベルの個々の生体細胞について記述した。更にまた,electroporateされた膜を通しての分子輸送について述べた。
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分類 (2件):
分類
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静電気学,静磁気学  ,  生体膜一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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